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【次の旅行はどこに行く?】モン・サン・ミッシェル修道院

こんにちは!ぼーたんです。

今回は2020年1月に行ったモン・サン・ミッシェル修道院についてまとめました!

708年アヴランシュの司教オベールがこの地に告知を受け大天使ミカエルを奉る礼拝堂を建てたことから始まります。(食堂から次の間への通路に飾られているオベール司教の彫刻。大天使ミカエルに指を差し込まれる姿)

モン・サン・ミッシェルは、イギリスからのあらゆる攻撃に持ちこたえた軍事建築物になったり、フランス革命時に修道会が散会してからは、監獄として使用されたりと様々な歴史を辿ってきた建造物です。

1979年より、ユネスコの世界文化遺産に指定されています。

修道院への行き方

まずモン・サン・ミッシェル修道院がどこに位置しているのか地図で確認してみましょう。

パリからは遠く、イギリスの方が近いのではないかと思うくらいの場所に位置しています。

私が当時持っていた『せかたび パリ』のガイドブックによると電車で自力で行けることは可能であるそうですが、私は断然日帰りツアーを申し込んで、バスで行く方をオススメします!

電車での行き方

④⑥⑫⑬Montparnasse-Bien-venüe駅直結の国鉄モンパルナス駅(Gare Montparnasse駅)からフランスの国鉄(SNCF)のTGV(高速列車)で約1時間20分~2時間15分、レンヌRennes駅下車。

レンヌ駅北口(Sortie Nord)のバスターミナル(Gare Routiere)から直結バスKeolisArmorで約1時間10分、モン・サン・ミッシェルの駐車場(Le Verger)に下車。

(引用元:『せかたび パリ』P.206)

私はツアーに参加し、モン・サン・ミッシェル修道院まで行きました。

観光バスはモン・サン・ミッシェル入り口までいけない?!

私は観光バスで行ったのですが、モン・サン・ミッシェル修道院近くまではいけませんでした。

というのは、世界文化遺産に指定されているモン・サン・ミッシェル修道院は観光客が多く、観光バスも多く来るため、停留所が決められ、かなり規制されているように感じました。

観光バス用停留所からは、無料のシャトルバス「ル・バッスール」に乗って、島の入り口にかかる橋の入り口まで行きます。

そこから先もシャトルバスに乗って修道院までやっとたどり着けるのですが、私は約30分もある長い橋を歩いて島まで行きました!

ぼーたん
ぼーたん
周りは海なのでとても風が強かったです。。。

モン・サン・ミシェル修道院この日は、雨は降らなかったのですが、とても曇っていました(笑)

この長い橋を30分くらいかけて渡ってからようやく島にたどり着けます!

 

見学順路

見学順路は以下の通りです。(モン・サン・ミッシェルの入り口に立つ立て看板)

モン・サン・ミッシェルの中身

・哨兵の門:修道院の入り口にある門  現在はここがチケット売り場

・大階段:右側に教会、左側に修道僧の居住棟を見ながら、上がっていきます。

この居住棟は14世紀から16世紀に建てられ、歴代の修道院長の住まいとして使用されていたそうです。

・西のテラス(写真あり)

・修道院付属教会(写真あり)

・回廊(写真あり)

・合同の食事室:修道僧たちは沈黙のうちに食事をとっていたそうです。その間、彼らのうち一人が、南側の壁にある説教壇で読唱していたとか。

・迎賓の間:食事室の真下に位置しています。この部屋は王や貴族たちを迎えるために使用されていたそうです。

・太柱の礼拝堂:この礼拝堂は修道院付属教会のゴシック様式の内陣を支えるために15世紀中頃に作られたそうです。

・聖マルタン礼拝堂:修道院付属教会の交差廊の南側の基礎のために1000年より後に建てられたそうです。この礼拝堂の特徴は、9メートルという驚くべき高さを持つ円形の天井が見られる点です。

・修道僧の納骨堂

・聖エティエンヌのチャペル:19世紀初頭に崩壊した医務室と修道僧の納骨堂の間に位置し、死者のチャペルとして使用されていたそうです。19世紀にはハンセン病患者がここに収容されていたそうです。

・南北階段:西のテラスの下に位置しています。そしてこの修道院の中心になる通路として機能しています。

・修道僧の遊歩場:修道士が散歩をし、疲れを癒したといわれる空間だったそうです。

・騎士の間:この部屋は回廊を支えるために建てられた部屋であり、修道僧たちの仕事場、勉強の場でもあったそうです。修道僧たちの知的産物は現在もアヴランシュに保管されているそうです。

・司祭の間:迎賓の間の下に作られています。この部屋では修道僧たちが貧しい人たちや、あらゆる境遇の巡礼者たちを迎え入れていたそうです。

修道院のため、ほとんどが洞窟のように暗く、写真がとれませんでした。。。(当日晴天だった場合は、また見え方が違っていたかもしれません。)

ぼーたん
ぼーたん
ここに当時暮らしていた修道僧たちは暗い中で生活していて本当に過酷だったと思います。

以下からは、写真ありの部屋を紹介していきます!

西のテラス

このテラスでは湾を展望することができます。

私が行ったときはとても天気が悪くこのような写真になってしまいました(泣)

床の石段には、アルファベットがあちこちに刻まれており、当初は一緒に行った友達と自分のイニシャルを探して遊んでいました(笑)後で調べてみると、このアルファベットは、教会建設に携わった中世の職人たちのサインが刻まれているとのことでした!

ぼーたん
ぼーたん
次に行った際は名前をじっくり解読してみたい!!

 

修道院付属教会

1000年から1010年の間に完成された修道院付属教会です。海抜80mの岩山に長さ80mの土台がつくられ、その上に建っています。

身廊は上に向かって、拱廊、回廊、高窓の層の造りになっています。

ロマネスク様式の内陣は、1421年に崩壊してしまいましたが、100年戦争後に再建されたので、フランボアイヤン式ゴシック様式になっているそうです。塔の最上部には、大天使ミカエル像があります!(見えますでしょうか?!)

 

回廊

ここは修道士の憩いと、瞑想の場でした。宗教的な祝祭の時は儀式の列が歩いたそうです。

この回廊は、13世紀初頭に建てられた3階建ての建物の最上階にあります。

ここを通って合同の食事室、厨房、教会、共同寝室、古文書保管室、そして様々な階段へと行くことが可能です。

小さな柱をわずかにずらせた形で組まれており、変化のある視覚効果が生まれ、周囲を歩くと柱が無限に続く錯覚を与えているそうです。

柱上部にあるレリーフです。

当時何を意味するのか僧侶が熟考していたとガイドさんに教えてもらい、私も考えようと思い、写真を何枚か撮ってみました。

今見返してもあまり想像が広がらず、、、分からないままです(笑)

みなさんも写真からぜひ考えて分かった方は教えてください!

 

モン・サン・ミッシェルの周りの様子

グランド・リュ

モン・サン・ミッシェル修道院に入る前には参道があり、お土産屋さんやホテル、レストランが並んでいます。お値段は高いですが、ここで名物のオムレツやシードルを味わってみるのもベストです。

ぼーたん
ぼーたん
ちなみにオムレツはなにも味付けされていないので、私は好きになれませんでした(笑)

 

豆知識!

モン・サン・ミッシェル名物のオムレツは19世紀末バターと卵でいつでも素早くできるごちそうとして生まれました。

アネット・プラールさんが作ったのだとか。

 

(途中で教会のような場所を見つけ思わずパシャリ)

 

最後に

いかがだったでしょうか。

私はよくライトアップされているモン・サン・ミッシェルを旅行ガイドブックで見ていたので、きらびやかなイメージを持って行ったのですが、全くその反対でとてもびっくりしました。

海の近くなので天候も良くなく、食物もあまりないこの地で、そして洞窟のようなこのモン・サン・ミッシェル修道院で修行する修道士たちはすごいなと改めて思います。

監獄に適するのはその通りだと見学して思いました。

皆さんもぜひ機会があれば見学しに行ってみてください!!

モン・サン・ミシェル

参考文献

今回は2つの文献を参考にして忘れた情報を補いました。

1つ目はモン・サン・ミッシェルでもらったパンフレットです!

とても分かりやすく解説が載ってあります。

2つ目は、パリの旅行でも持って行ったガイドブックですが、JTBパブリッシングの『せかたび パリ』を参考にしています。

この本は256頁と分厚いガイドブックなのですが、なんと無料で電子書籍にすることが可能です!そのため、スマホにこの本がマルマル入れられることができ、いつでもどこでも見ることができます!

私は線路図と、近くにおいしいお店があるか探すのに重宝しました。

ぜひパリに行く際は、1冊購入しておくと便利なのでゲットしてみてください!

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